研修VRの静止画コンテンツの作成方法です。
1.静止画プロジェクトの新規作成
ステップ1:360度画像の用意
ステップ2:プロジェクトタイトル等の設定
ステップ3:360度画像のアップロード
ステップ4:シーンタイトルの追加
ステップ5:間取図の画像をアップロード
ステップ6:VRアクション編集
ステップ7:公開設定、URL設定
ステップ8:通常コンテンツの作成完了
2.研修アクション編集
ステップ1:研修アクション変換
ステップ2:研修タイプ設定
ステップ3:チェックポイント設定
ステップ4:チェックのみ/選択型設定
ステップ5:チェックポイントの順序設定
ステップ6:コメント画像/外部ページリンク/その他設定
ステップ7:更新を確定
参考:あとで内容を変更したくなったら
0.研修VRコンテンツとは?
研修コンテンツとは、スペースリーの通常のVRコンテンツとは異なり、研修に特化したコンテンツです。
カメラやコメントアイコンをチェックポイントとして、以下のコンテンツのようにゲーム性のあるコンテンツを作成できます。
また、チェックポイントをどれだけチェックしたのかスコア化することができ、研修者アカウントを発行して組み合わせることで、誰が、どのコンテンツを見たのか?どのチェックポイントをみて何点取れたのか?を管理することが出来ます。
管理方法は以下を御覧ください。
研修コンテンツの配信、振り返り
1.静止画プロジェクトの新規作成
ステップ1:360度画像の用意
360度カメラで撮影した画像を用意します。
360度画像は、1:2のサイズの歪んだ形式のJPGファイルです。この形式であれば、CG画像などであっても使用可能です。
RICOH THETAで撮影した画像については上記形式で出力されるため、そのままスペースリーへアップロード可能です。
Insta360やGoPro MAXなどをお使いの場合は、カメラメーカー仕様の拡張子となっているため、事前にJPGファイルへの変換をお願い致します(変換ソフトはカメラメーカーから提供されております)。
ステップ2:プロジェクトタイトル等の設定
スペースリーにログイン後、左のメニューから「新規プロジェクト制作」を選択し、静止画プロジェクト作成ページを開きます。
この画面においては、プロジェクトタイトル、足元パッドなどの登録ができますが、まずは「プロジェクトのタイトル」を設定し、次のプロセスに進みましょう。
本画面の詳細設定についてはこちらのヘルプをご確認ください。
ステップ3:360度画像のアップロード
ステップ1で用意した360度写真をアップロードします。
「ファイルを選択」をして、画像を登録しましょう。
画像は1コンテンツあたり最大50枚まで登録可能ですが、研修者のVR体験の負担を考慮して5~10枚程度のシーン数に抑えるのがおすすめです。
※アップロードする画像のファイル名にスペースや環境依存文字が含まれているとエラーの原因になります。
ステップ4:シーンタイトルの追加
アップロードした画像にタイトルを入力し、「フロアマップ追加」をクリックします。
タイトルは未入力でも先に進めますが、タイトルを付けたほうが後の編集やコンテンツ閲覧がスムーズになります。
このステップで、写真の部分画像加工やシーン切替、シーンの開始位置の設定が設定できますが、詳細はこちらをご確認ください。
ステップ5:間取図の画像をアップロード
研修コンテンツは間取図が無い場合が多いので、スキップしてください。
もし、工場や店舗のバーチャルツアーを作成するときは間取図があるとコンテンツが見やすくなるのでおすすめです。
間取図の設定の詳細はこちらをご確認ください。
ステップ6:各シーンにVRアクションを追加
360度画像にカメラや矢印などのアイコン(VRアクション)を配置します。
「VRアクションを編集」を選択します。
画面左上のシーン移動、コメント、画面などのアクションを追加し、右下の「保存し編集を終える」をクリックします。
VRアクション編集の詳細を確認したい場合はこちらをご確認ください。
※「iframe」「YouTube」「外部リンク」のVRアクションは、VRゴーグルやスマートフォン・タブレットのVRモード閲覧時には表示されない仕様となっておりますのでご注意ください。
ステップ7:公開設定、URL設定
公開設定とURLを入力し、「完了」を押してください。
公開設定とは?
コンテンツを公開する範囲を以下の通り決めることができます。
①公開
スペースリーのウェブサイト上(VR一覧)に一般公開されます。
②限定公開
プロジェクトのURLを知っている人だけがコンテンツを閲覧することができます。
③非公開
プロジェクトを閲覧する前に、登録のメールアドレスとパスワードの入力が要求され、スペースリーにログインできるユーザーのみが閲覧することができます。
ステップ8:通常コンテンツの作成完了
これで通常コンテンツの作成は完了ですが、この後、研修コンテンツ化するための最後の仕上げが残っています。
研修コンテンツ化すると順番通りにチェックポイントを表示したり、クイズを入れたりすることが出来るようになります。2.研修アクション編集を見て次のステップに進みましょう!
これまで編集してきた内容を後から変更する場合は参考:あとで内容を変更したくなったらを確認してください。
2.研修アクション編集
ステップ1:研修アクション変換
プロジェクトサムネイル右上のアイコンから、研修アクション変換を行います。この変換を行うことで、研修コンテンツ化することができ、研修シナリオ設計やクイズなどの設定が可能になります。
以下のポップアップが出ますが、OKを押してください。もし、このコンテンツをバーチャルツアーなどの通常コンテンツとして扱いたい場合はプロジェクトコピーを行ってから変換してください。
研修コンテンツ化したコンテンツは以下の通り、学帽マークが付いて通常コンテンツと見分けることができます。
ステップ2:研修タイプ設定
研修アクション編集画面が表示されます。
まずは研修タイプ設定を行いましょう。各研修タイプの詳細な説明についてはこちらをご確認ください。
ステップ3:チェックポイント設定
研修タイプを設定したら、シーンを選択し、「VRアクション」タブからチェックポイント化したいVRアクションを設定しましょう。
チェックポイント設定できるVRアクションは、画像、コメント、映像のみです。
ステップ4:チェックのみ/選択型設定
シーンを選択し、「チェックポイント」タブからチェックポイントを「チェックのみ」または「選択型」のどちらかを選択可能です。また、チェックポイントの表示順序の変更も可能です
■「チェックのみ」について
「チェックのみ」は、画像やコメント、映像を表示して「OK」ボタンを押すと、そのチェックポイントを確認したこととなり、スコア獲得できるチェックポイントです。
■「選択型」について
「選択型」は、画像やコメント、映像を表示して最大4択(A~D)の選択肢を表示することができ、クイズの設定ができます。
「チェックポイント」で「選択型(2~3択)」と「正解にする選択肢」を設定し「選択肢を編集」をクリックします
「選択肢を編集」では、それぞれの選択肢の「選択肢コメント」「解説画像」「解説コメント」を設定できます。
このステップは編集しなくしても省略可能です。
ステップ5:チェックポイントの順序設定
チェックポイントは順番を並び替えることが可能です。研修タイプ「順番通りのチェックが必要」を使う場合は、このステップで順番を設定することが出来ます。
ステップ6:コメント画像/外部ページリンク/その他設定(省略可)
研修アクション編集画面の右上の「設定」から冒頭の研修タイプ設定やその他の設定を行うことが出来ます。ステップ6では研修タイプ設定以外を説明します。
ステップ6については必須の設定内容ではないため、省略可能です。
■コメント画像
研修コンテンツを受講完了した後に表示するスコアを記載した画像の変更、非表示が可能です。
■外部ページへのリンク
研修コンテンツを受講完了した後に表示する外部リンクとリンク画像を設定することが出来ます。受講完了後に受講者アンケートや理解度テストなどを受けさせたい時に活用可能です。
■その他設定
チェックを入れると、複数の選択肢がある、選択型チェックポイントで再回答を不可とすることができます。
※Meta Quest 2向けのSpacelyアプリでは未対応でWEBブラウザのみでの利用となります。各種動作仕様についてはこちらを御覧ください。
ステップ7:更新を確定
全ての更新が完了したら、画面右上の「更新を確定」を押しましょう。
これで編集は完了です!お疲れさまでした!
参考:あとで内容を変更したくなったら
編集した内容を後から変更することも可能です。
まず、左メニューの「プロジェクト管理/編集」からプロジェクトのサムネイルをクリックして、プロジェクト編集画面に移動します。
プロジェクト編集画面から以下のメニューで変更が可能です。
詳細についてはこちらのヘルプをご確認ください。
公開設定については、プロジェクトサムネイル下部のアイコンからクリックし、変更が可能です。
公開設定の詳細についてはこちらをご確認ください。
研修アクション変換したプロジェクトにVRアクションを追加したい場合、以下手順で追加が可能です。まず、研修アクション編集画面にて、シーンのサムネイル画像右下にあるマークをクリックします。
下記の画面でVRアクションの追加や変更ができます。
VRアクション編集の詳細を確認したい場合はこちらをご確認ください。
動画を追加したい時は、下記画面で動画アップロードをした後に上記のVRアクション編集画面で追加をします。
研修VR静止画コンテンツの作成方法については以上です。
この後、研修コンテンツを研修者へ配信をしたい場合は以下のヘルプをご確認ください。
研修コンテンツの配信、振り返り
また、VRゴーグル(Meta Quest 2)で閲覧したい場合は以下のヘルプをご確認ください。
Quest(Spacelyアプリ)の初期セットアップ